薩摩藩の英知を尽くした幻のガラス。その美の源を探る。
イギリスの影響を受けて、江戸時代薩摩でつくられた紅、藍、紫、緑などの美しい色彩による色被せガラスの最高峰「薩摩切子」。多くの謎を秘めたこの幻のガラスのすべてをカラーで再現。長年にわたる研究成果の論文もあわせて収録。
薩摩切子(さつまきりこ)目次抜粋
・薩摩切子によせて(鹿島晃久)
・薩摩ガラス研究略史(棚橋淳二)
・薩摩切子図版
・薩摩切子(土屋良雄)
・第一章「薩摩切子の誕生と発展」
・(1)日本における切子ガラスの発生
・(2)薩摩切子の発端
・(3)斉彬と紅ガラスの創製
・第二章「薩摩切子の最盛期と終焉」
・(1)中村製薬所における硝子製造
・(2)磯、集成館の硝子方
・(3)薩摩切子の終焉
・第三章「薩摩切子の特質」
・(1)原料・燃料・動力
・(2)製法
・(3)形態および色彩
・(4)切子文様
・(5)蘭船持渡りの切子ガラス
・(6)薩摩切子と“ぼかし”
著者 土屋良雄・装丁 A4判変型/布装上製本函入・税込価格 39,900円
序文 鹿島晃久、棚橋淳二・写真 藤森武・言語 日本語(英文概説・目録付き)
ページ数 272ページ・本のサイズ 32.8×24.2×4cm/2.0kg・ISBN 9784879400093
英名 Satsuma Kiriko:Japanese Cut Glass in Satsuma
英語表記 Summary and list of plates in English included
紫紅社オンラインショップにて販売中(
http://www.artbooks-shikosha.com/shop/)